AWS のリソースのリミットを変更する手順
AWS で本格的にサービスの運用を始めるとすぐにリソースの制限に受けることになります。特に EC2 インスタンスや IP アドレスの上限には、サービスの運用を開始して間もなく抵触することが多いです。
そのため本記事ではリソースの制限緩和、その中でも固定 IP (グローバル IP アドレス)の上限緩和を AWS に依頼する手順を説明します。手順自体は全て共通のため、慣れればリソースの緩和は手軽に行えますので早速確認してみましょう。
Advertisement
グローバル IP アドレス の上限緩和を依頼する手順
EC2 ページの左メニューにある「制限」を選択します。制限のページには現在設定されている制限値の一覧が表示されているため、制限を緩和したい項目を探した上で、「制限緩和のリクエスト」のリンクをクリックします。
今回は、EC2 インスタンスに付与するグローバル IP アドレスを緩和したいので、「EC2 VPC Elastic IP」の項目にある「制限緩和のリクエスト」をクリックします。
項目名 | 設定した内容 |
---|---|
Create Case | Service limit increase |
Case classification(Limit Type) | Elastic IPs |
リージョン | アジアパシフィック(東京) |
Limit | ご希望の VPC Elastic IP アドレスの合計数 |
New limit value | 10 |
EC2 インスタンスに設定できる IP アドレスを「5」から「10」に変更依頼を出します。
制限緩和の依頼後、数時間後にサポートから制限緩和したメールが届きます。確認すると画像の通り、IP アドレスの制限値が緩和されています。
Linuxの知識については下記の本も参考になるので、スキルアップにお役立てください。
三宅 英明 (著)、大角 祐介 (著)
ページ数: 440ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2015/06/06
出典:amazon
ページ数: 440ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2015/06/06
出典:amazon

Author:しき 投稿一覧
奈良県在住のエンジニア。アルバイトでゲーム開発に携わりIT業界入り。組み込みや業務系のソフト開発を経験して、その後レンタルサーバー会社にてインターネットの根幹の知識を得る。今ではスマホアプリの開発やWeb開発、インフラの構築に従事中。
関連する記事
インフラカテゴリの最新記事
-
- 2023.02.09
- docker,
[docker]対処法:コンテナにログインした時にvi(vim)コマンドが使えない
-
- 2023.01.27
- docker,
[docker]対処法:OCI runtime create failed exec: “bash”: executable file not found
-
- 2023.01.06
- ubuntu,
Debian/Ubuntu系統のサーバOSではcrontabのMAILFROMは使えない件について
-
- 2022.07.19
- ubuntu,
[AWS]Ubuntu22.04 LTS にSSH接続(ログイン)できない問題の解決方法
-
- 2022.06.07
[python]torch がインストールできない場合の対応策
-
- 2022.06.02
- cloudwatch,
[AWS]CloudWatchで監視を行う項目