ドメインの選び方とおすすめのドメイン取得サービス6選を比較する

ドメインの選び方とおすすめのドメイン取得サービス6選を比較する

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独自ドメインの選び方

エンジニアとして仕事をしているため、.com や .net、.jp といった独自ドメインを取得する予定の方から、どのサービスを使用すれば良いかとよく相談を受けます。

独自ドメインの取得が初めての方、また取得した回数が少ない方は、どれを選べば良いのかが分かりにくく悩みどころだと思います。そこでドメインの選び方からおすすめの独自ドメインを販売するサービスまで、徹底的に情報をまとめて解説していきます。

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ドメインの種類

全世界で1,000種類を超えるドメインが販売されています。

「.com」や「.net」といったの末尾につくドメイン名を「トップレベルドメイン(TLD)」と言い、種類によって値段や取得時の条件が異なっています。

日本で購入できる主要な「トップレベルドメイン(TLD)」は下記通りです。

ドメイン 説明
.com commercial(商業)から派生したもので、世界で最も使用されるドメインです。
.net network を由来としたドメインで、ネットワークテクノロジー関係に人気があります。
.org organization(組織・団体)が由来として、主に非営利団体のサイトが利用します。
.info information を由来とするドメイン。
.biz business(ビジネス)を由来としたドメイン。
.mobi 携帯端末向けの情報提供を目的としたドメイン。
.jp japan(日本)を省略したドメイン。日本人または日本人向けのサービスに利用します。
.co.jp japan(日本)の commercial(商業) を省略したドメイン。
日本にある会社(法人)のみ購入できるドメインになります。

 

ドメイン名の決め方

ドメイン名はブランドや商品名、サイト名や取り扱うジャンルの関連ワードなど提供するサービスに適したドメインを選択するのがおすすめです。

会社のホームぺージに使用するドメイン名の場合
会社のホームページに利用するドメイン名は、
・会社名または省略時の文字列
・できる限り短く覚えやすい文字列
を選択しましょう。

例を挙げると、トヨタ自動車のドメイン名であれば「toyota.jp」、ソフトバンクのドメイン名であれば「softbank.jp」、ソニーのドメイン名は「sony.jp」を使用しています。明らかにユーザーが会社のホームページであることを認識し易いドメイン名を選択しています。

なお例から分かるように日本の会社は、「.jp」ドメインを利用する傾向が強くあることが分かりますね。

 

各サービスに設定するドメイン名の決め方
提供する予定のサービスでドメイン名を決めるときは、
・サービス名を示す文字列
・できる限り短く覚えやすい文字列
を選択しましょう。

例を挙げると、検索エンジンである Google は「google.co.jp」、SNS の Line は「line.me」、お名前.com は「oname.com」のドメイン名を使用しています。

ブランディングや商標を意識したドメイン名を選択しています。なお確認する限りでは、サービスと会社名が同じ場合は、サービスのドメイン名を「.com」として、会社のドメイン名を「.jp」にする会社が多いです。

規模の大きなサービスを作成するときには、多くの場合で「.com」や「.net」、「.jp」など主要なドメイン名を全て購入する傾向にあります。これは第三者にサービスのドメイン名を利用させないための処置になります。またサービスが大きくなり、多数の国でサービスを展開する場合は、アメリカ向けのサービスは「〇〇.us」、中国向けのサービスは「〇〇.cn」と事前に取得したドメインで横展開する方法も一般的です。

 

ブログのドメインの決め方
個人の雑談や日記のブログであれば特にドメイン名の決め方はありません。

もし何かのジャンルに特化したブログを作成するときには、
・ジャンル名に由来した文字列
を選択しましょう。

注意として、取得するドメイン名は、他社のブランド名や商標名と被ることは極力さけることが無難です。

大手の Amazon とか楽天、Yahoo! だと分かり易いですよね。やりがちなのが Amazon の商品を紹介するサイトを立ち上げるので、「amazonshop」などのドメイン名を取ったりすることです。商標権の侵害に当たるため、商標権を持った会社からドメインの使用を差し止める(差止請求権)や損害賠償の請求(損害賠償請求権)を求めてくる可能性があります。

僕自身、著作権や商標権の認識が認識が甘かったときに、商標権の所持する某団体からドメインの使用を差し止める請求を受けて、面倒な事態になったことがあります(汗)。みなさんは十分にお気を付けください。

 

日本語ドメインについて
com や net、jp といった一部のドメインには、訴求力のある「日本語.jp」というドメイン部に日本語を設定したドメイン名を取得することができます。日本人向けには分かり易いドメイン名となるため、アルファベットのドメインを押さえた上で、販売促進を行うために追加で購入するという用途が想定されます。

なぜ販売促進でメインのドメインとして利用をおすすめしないかというと、日本語ドメインは使い勝手が悪いからです。インターネット空間におけるドメイン名は英数字やハイフンといった文字しか使用できません。そのため日本語ドメインは、どうやって実装されているかというと punycode(ピュニコード) という機能を利用しています。

簡単に punycode を「日本語.jp」を使用して説明します。

ブラウザ上の表記:日本語.jp
正式なドメイン名:xn--wgv71a119e.jp

というように「日本語.jp」の正式名は、「xn--wgv71a119e.jp」ですが、ブラウザのURLで入力するときのみ「日本語.jp」でも認識するという機能が punycode の機能です。

レンタルサーバーでドメインを追加するときは、ピュニコードを入力しなければいけません。またメールアドレスも「〇〇@xn--wgv71a119e.jp」がメールアドレスとなります。つまり「〇〇@日本語.jp」というメールアドレスは使用できません

日本語ドメインはあくまでブラウザ専用で、メールアドレスなどブラウザ以外の機能はあまり使用しないドメインという認識でいましょう!

 

ドメイン名の探し方

ドメイン名を探したいときは、ドメイン販売業者のサイトで検索することです。

ドメイン名は3文字以上、63文字以下の英数字とハイフンで構成します。そしてドメイン名は、先に取得した人に所有権が与えられるため、既に購入済みのドメインは使用することができません。

ドメインを探すときに最優先で探すドメインは「.com」ドメインになります。

別記事になりますが、上記の記事を確認すると分かるように全ドメインの取得数のうち「.com」ドメインのシェアが全体の70%を超えます。つまりドメイン名としては「.com」が一番主流で、かつ競合が多いため取得できるドメイン名が少ないドメインになります。
※なお僕が調査した限りでは、「.com」「.net」の3文字で構成されるドメインは既に全て取得されている点も注意が必要です。

 

 

独自ドメインの販売会社(レジストラ)を比較する

ドメインの販売会社には、値段の違いはもちろんのこと、それぞれのメリットやデメリットと感じる特徴があるため、各サービスの情報をまとめます。

各ドメイン取得業者のサービス内容を比較して、法人や個人におすすめできるサービスをお知らせしていきます。

ドメイン販売サービスの種類

日本人向けのドメイン販売を行っているサービスは主に
お名前.comバリュードメインムームードメイン(GMO インターネットグループ)
スタードメインエックスドメイン(エックスサーバーグループ)
ゴンベエドメイン
・各レンタルサーバー会社(さくらインターネット、カゴヤ など)
・その他のドメイン販売サービス(Doレジ、FC2ドメイン など)
となります。

今回は、ドメイン取得サービスとしてよく比較されるサービスである、お名前.com、ムームードメイン、バリュードメイン、スタードメイン、エックスドメインと、ドメインの品揃え日本一のゴンベエを合わせた6つのサービスについて確認します。

 

ドメインのシェア

ドメインのシェアは「お名前.com」を筆頭とする GMO グループが圧倒的で、日本のシェアの80%以上を占めます。それに追随するのが「スタードメイン」を筆頭とするエックスサーバーグループです。

GMO インターネットグループ
お名前.com
バリュードメイン
ムームードメイン

エックスサーバーグループ
スタードメイン
エックスドメイン

つまり日本のドメインは、ほぼ上記のサービス5つから購入されていることになります。

なお蛇足にはなりますが、全てのドメインを管理する団体 ICCAN から運営能力や財政状況を確認して、ドメインを販売しても良いという承認を受けた会社「レジストラ」のみドメインを販売することができます。その他のドメイン取得業者はレジストラより委託販売しているリセラーと呼ばれます。

GMOグループの場合は、「お名前.com」を運営する GMO インターネットがレジストラで、ムームードメインとバリュードメインがリセラー。エックスサーバーグループの場合は、「スタードメイン」を運営するネットオウルがレジストラで、エックスドメインがリセラーになります。

レジストラがドメインの販売元(卸し)となるため、基本的にはリセラーは、レジストラより安くドメインを販売しません。

 

取り扱っているドメインの種類

ドメインの種類は取り扱う業者ごとに異なります。

com や net、jp を含めた定番のドメインは今回紹介するサービスでは全て取得可能です。新しく追加されたドメインである help、land、moe、外国で主に取引されているドメインである cn や hn は、一部のサービスでのみ取り扱っています。

基本的にはドメインの種類で業者を決める必要はないですが、moe などの取り扱いが少ないドメインを購入したいときは、必ずサービスで取り扱いがあるかを確認しましょう。

取得可能なドメインの比較表(2019年7月28日更新)

com net org jp co.jp help land moe
お名前.com ×
バリュードメイン × × ×
ムームドメイン ×
スタードメイン × ×
エックスドメイン × ×
ゴンベエ

 

ドメインの取得や移管、更新の費用

ドメインの料金は、多くのサービスで取得、移管、更新の3つの料金が設定されています。

1年目の費用 取得費用 ドメインを新規取得した1年目のみ適用される料金
移管費用 ドメインを別サービスから移管した1年目のみ適用される料金
2年目以降の費用 更新費用 ドメインの2年目以降に(毎年)適用される料金

料金を3つに分ける意味は、各ドメイン取得サービスが、取得や移管である1年目の料金を利益度外視で安く販売して多くのユーザーを獲得しようとするためです。

費用が安いことは嬉しいのですが、ドメインは取得後、5年・10年と長年にわたり利用します。そのため料金は毎年かかる更新費用を確認することが重要です。

ドメインの更新費用の一覧(2019年7月28日更新)

com net org jp co.jp
お名前.com 1,382円 1,598円 1,598円 3,067円 5,616円
バリュードメイン 1,382円 1,598円 1,598円 3,067円 4,082円
ムームドメイン 1,598円 1,598円 1,814円 3,283円 4,298円
スタードメイン 1,274円 1,490円 1,490円 2,548円 3,974円
エックスドメイン 1,274円 1,490円 1,490円 3,045円 4,060円
ゴンベエ 1,382円 1,598円 1,706円 3,067円 5,616円

※全て1年分の更新料金を税込み価格で表示(税別料金のみ記載のときは、消費税を計算してから小数以下を切り捨てして表示)

料金一覧の参照元URL
お名前.com:https://www.onamae.com/service/d-price/
バリュードメイン:https://www.value-domain.com/domlist.php?dom_type=ALL
ムームードメイン:https://muumuu-domain.com/domain/price
スタードメイン:https://www.star-domain.jp/price/
エックスドメイン:https://www.xdomain.ne.jp/domain/price.php
ゴンベエ:https://www.gonbei.jp/reg/domain_price.cgi?p1=domain_renew_price

料金については、スタードメインが圧勝ですね。次点として、エックスドメイン。続いてお名前.com、バリュードメイン、ゴンベエ、ムームードメインとなっています。

 

おすすめのドメイン取得サービス

では僕がおすすめするドメイン取得サービスをご紹介します。

法人(会社)向けと個人向けでおすすめするサービスが異なるため分けて記述しますので、ドメインの取得サービスを決める際の参考にしてください。

法人(会社)向けにおすすめするドメイン取得サービス


法人におすすめするドメイン取得サービスは「お名前.com」になります。ドメインの取得数で日本最大を誇るため、管理パネルを使用したことがある方が一番多いサービスになります。また「お名前.com」にある別アカウントにドメインを移管しやすいなど、事業する上に嬉しい機能があることもポイントです。

なお次点が
バリュードメイン
エックスドメイン
になります。

知り合いの会社では、お名前.com で「com」や「net」のドメインを管理して、バリュードメインで「jp」や「co.jp」ドメインを管理している会社が多いです。またウェブサイトをエックスサーバーで公開している会社は、エックスドメインを使用して、ウェブサーバーとドメインを一括管理する会社も多いです。

法人向けにスタードメインをおすすめしないのは、スタードメインの支払い方法がポイントによる支払いに限定されるためです。必要な金額のみクレジットカードで自動更新できないのが、法人として使いづらい点になります。

 

個人におすすめするドメイン取得サービス


個人におすすめするドメイン取得サービスは「スタードメイン」になります。やはりドメインを管理しやすい業者の中で、常に最安値を追求するサービスで運用できること、またサーバーの性能は高くないものの、無料のレンタルサーバーで WordPress といったブログサイトを構築できる点も高評価です。

次点は法人向けのサービスと同じく
バリュードメイン
エックスドメイン
になります。

個人向けにお名前.comをおすすめしないのは、Whois情報公開代行が無料ではないことです。ドメインの取得時に Whois 情報公開代行をチェックしなければ、後でWhois情報公開代行を設定したい際に有料になります。またドメインを破棄した場合も Whois 情報公開代行が外れるなど、自宅の住所がインターネット上に公開されるタイミングが地味に多いのです(汗)

 

ドメイン取得サービスの特徴

では最後にドメインを取得できるサービス6選の特徴を確認していきます。

お名前.com

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日本最大のドメインの取得数を誇るサイトが「お名前.com」です。

とにかく新規ドメインの登録料金が安く、1円から購入できるドメインも多数取り揃えています。また利用者が多く、困ったことがあれば検索をすれば大抵の解決法が見つかります。

中古ドメインの販売も積極的に行っており、頻繁にドメインのオークションが行われていますので、中古ドメインに興味がある方は定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

バリュードメイン

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バリュードメインの大きな特徴としては、ドメインの取得先を「GMO インターネット」、「eNom」、「Key-Systems」の中から選べる点です。

世界でも大手のドメイン事業者である「eNom」や「Key-Systems」からドメインを取得したい方にはおすすめ。英語は辛いです!という方でも、通常はバリュードメインのサポートが対応してくれるため、日本語のサポートを受けながら「eNom」や「Key-Systems」によるドメイン管理が行えます。

 

 

ムームードメイン

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激安レンタルサーバーのロリポップを運営する GMO ペパボが運営するドメインサービスです。

レンタルサーバーのロリポップやヘテムルと相性が良く、一括決済できる「おさいぽ!」を利用すればウェブサーバーやドメインの費用が一括で支払うことができます。

 

 

スタードメイン

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ドメイン更新費が安い!と言えるのが、ネットオウル社が運営するスタードメインの最大の特徴です。

しかもドメイン購入時にはポイントが付与され、サーバー費用や SSL の購入費に充てることができます。ウェブサービスをネットオウル社のサービスでまとめた場合は抜群に低コストを実現できます。

 

 

エックスドメイン

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高性能サーバーであるエックスサーバーを提供するエックスサーバー株式会社が提供するドメイン取得サービスです。

スタードメインの協力の元に格安でドメインが提供されています。エックスサーバーでウェブサイトを運営している際には、有力なドメインの取得先になります。

 

 

ゴンベエ

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1,000種類を超える日本一のドメインの品揃えがゴンベエ最大の特徴です。

com や net といった定番のドメインはもちろんのこと、海外で販売される珍しいドメインを豊富に取り扱っています。変わったドメインが欲しいならゴンベエで探すしかない!と言えるほど品揃えには脱帽します。

 

 

まとめ

ドメイン名を選ぶときのポイントとしては、

会社のHP(ホームページ)の場合
 → 会社名または省略時の文字列

サービスの場合
 → サービス名を示す文字列

個人のブログの場合(特化型)
 → ジャンル名に由来した文字列

となります。
※あと総じて言えることは出来るだけ短く分かり易いドメイン名を選択しましょう。

ドメイン名の探し方とおすすめの取得先は、下記のとおりになります。

法人向けの場合
お名前.com

個人の場合
スタードメイン

法人・個人を区別せずに次点となるサービスは、
バリュードメイン
エックスドメイン

ただ今回紹介したサービス以外でも、金額は高額にはなりますがレンタルサーバーを契約したサービスで、ドメインを購入することも1つの選択肢になります。レンタルサーバーと一緒にドメインを管理することで契約を簡素化するメリットがあります。

最後に助言できることは、ドメインは購入後、ほとんどの場合で長く利用します。自分または会社にとって使い勝手のよいサービスを選ぶのが一番良いと言えますね。

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